百合の主な病気

一般にユリの球根の99%はウィルスにかかっていると言われています。 しかし、しっかり育っていれば発病する事はありません。しかし、特に高温多湿になる梅雨時は、百合にとっては病気になりやすいときです。 しっかり対策を立てましょう。
代表的な百合の病気
病名 主な症状 時期 防除方法
ウィルス病 百合の病気の中で一番厄介なもので、殆どの球根はウィルスに感染しているとも言われている。細胞に寄生しています。複数のウィルスが寄生しているといわれています。それらが相乗的に被害をもたらし、モザイク病、急性落葉病など、さまざまな症状を表します。
 ウィルスを持っていても発病しないケースも多く、ウィルスに負けない、しっかりとし管理をしましょう。
成長期 ウィルスは治療除去出来ません。健全な球根を入手し、ウィルス感染を媒介するるアブラムシなどのの駆除する事が大切です。
 また、ウィルスにかかった百合を切ったはさみでも感染します。
 予防としっかりした生育環境を整えましょう。
 球根腐敗病 お店で販売されているものも含めて、球根が貯蔵されている段階でかかることが多い病気。 鱗片に褐色の斑点が現れて、後に柔らかくなって腐敗して行きます。球根に傷があるとそこから起こりやすい。 球根の保存中 植えつけ前に球根の消毒をする。ベンレートの倍液に30分ほど浸しておく。
モザイク病 百合がかかる最も一般的なウィルスの病気。葉が緑色の濃淡が出来るのと、 葉脈にそって黄褐色の斑点が出来るものとある。病気が進むと、葉が変形したり茎が曲がったりします。球根の肥大化にも悪い影響を及ぼします。 地上部にある時すべて マンネブダイセン、ベンレートを表示通りに散布する。
炭そ病 鱗片に多く発生しアメ色に斑点が出る。葉に出る時には、楕円形の黄斑点がでて、 後に枯れてしまうことがある。 成長期 植えつけ前に球根の消毒をする。ベンレートの1000倍液に30分ほど浸しておく。 葉や花にはジマンダイセンなどを薄めて使用する。
葉枯れ病 葉に円形は楕円形の黄褐色の斑点が出来る。花も同じような症状になる。 ひどく発病すると、葉がすべて枯れておち茎だけになって、立ち枯れてしまう。 特に梅雨時 連作を避ける事。発病したら、週に一度くらいの割合で、 トップジンM、ベンレートを薄めて散布する。
立ち枯れ病 初期症状は、葉枯れ病と殆ど同じ。急激に葉が枯れ出して、わずかの間に枯れてしまう事も有る。 特に梅雨時 連作を避ける事。発病したら、週に一度くらいの割合で、 トップジンM、ベンレートを薄めて散布する。
サビ病 下葉の表に橙黄色の小斑点が出来、胞子を飛散する。 下葉からじょじょに上葉に移って行き、葉を殻してしまう。 成長期 マンネブダイセンを薄めて散布。
百合の病気のほとんどは、ウィルスによるものが多く、球根から既に感染しています。 発病しない様に、予防散布が重要。特に雨の多い梅雨時は、非常に発病しやすくなります。マルチングをして、泥の跳ね返りを押さえる事。 雨上がりには毎回予防散布をする事が非常に大切になります。
農薬の散布の方法としては、多過ぎず少な過ぎず、病状と薬品に有った濃度で使いましょう。
薬剤散布の注意点として、
・浴びたり、吸い込ま無い様、眼鏡、マスク、手袋などをしましょう。
・風上から散布する。
・特に葉の裏にかかるように注意する。
・散布は、日中は避け出来るだけ朝、出来なければ夕方やる様にしましょう。
・病気に耐性を持たせないように、幾つか物を交互に散布する様にしましょう。

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